
初夏を飾る野生蘭の代表はウチョウラン。今年も各地で展示会が開催されました。花の多彩さを堪能するばかりでなく、可憐な佇まいをぜひ身近に置いて楽しみたいものです。
ここで紹介するのは原種に近い素朴なウチョウラン。昨年、一昨年と、植え替えのたびに鉢を変えて楽しんできましたが、今年は赤松の根元に植え込んで寄せ植えとしてみました。
2022.6.26 高さ23㎝ 2023年「趣味の山野草」6月号「気ままに山野草」にて紹介した写真。自生地である岩場を彷彿とさせる鉢は、青木寿々子作
2023.6.24 高さ20㎝ 翌年はアジア製の厚ぼったい鉢に。ワイルド感がいい。取り柄は気取らず素朴で、安定感が抜群なこと。台風でも決して倒れません
2024.3.22 寄せ植え材料のアカマツ。単独ではまったくもって冴えませんね。でもそのほうがウチョウランの魅力を伝えやすいんです。すいませんが、ウチョウランの引き立て役になってもらいます
植え付けはこんな感じです。赤松はやや後ろに。おとなしいアカマツなので、ウチョウランの球根もトリッキーな配置はやめて平凡に。ただし、等間隔ではなくやや不揃いに
用土を被せて植え付け終了。左の幹は針金をかけて左に大きく倒しました(傾けた写真撮り忘れました)。ウチョウランの開花期にいい感じになってくれたらいいですね
2024.6.21 高さ60㎝ ウチョウラン開花。鉢は信楽の丸利窯奥田康人夫人の作です。日当たりはいまいちの庭ですが、ウチョウランが伸びすぎないよう、芽出しからなるべく日に当てました。
不安だった球根の数もちょうどよかったと思います。大きく傾けた左の幹は、針金を外すといい感じに戻ってくれました。さもない赤松と思ってましたが、ウチョウランも松を引き立ててくれました。
手前味噌ですが、両者がしっくり調和した感じ。太陽光の撮影(左)とスタジオでのストロボ撮影。どちらがいいでしょうか。
来春は、植え替えずに自然任せの姿に期待するか、それとも球根を掘り出して配置し直すか、はたまた別のウチョウランか、他の野草を植え込むか。。。来春決めようと思います。
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