赤ソバ タネまき

 趣味の山野草2022年1月号の編集後記にも書いたのですが、赤ソバのタネまきの記録です。2021年6月5日、埼玉県の星河山野草愛好会(宇野清二会長)の展示会取材に出かけた折、先着50名に配布していた赤ソバ「高嶺ルビー」のタネをいただきました。

 デスクの引き出しにしまい忘れていましたが、ふと目に留まったのが9月下旬。ちょっと焦りましたが、まだ間に合うと播いてみることに。趣味の山野草2019年9月号の「中さんのなかなかいいでしょ草もの盆栽」に実技記事があったのでそれを見ながら実践。実際にまいたのは2021年9月26日でした。



いただいたタネ。星河山野草愛好会さんの初夏の山草展では、赤ソバのタネ 無料配布(先着順)が恒例行事となっています


中さんの記事では用土はまき床用の細粒(赤玉土7:桐生砂3)とありました。細粒がなかったので、ここでは赤玉土小粒7に山野草用土小粒3です。「密植させるため、まんべんなく」とあったのでその通りに


覆土して終了


少し余ったので、小さめの鉢にも播いてみました




 解説には「よく日に当て締めて作ることが肝心」とありました。うちの狭い庭は10月ともなると日当たりが悪くなるため、ここは奮発して? 全日照となる2階のベランダでVIP待遇の栽培に。

 2階には水道の蛇口がないので、植物を置いたことがありません。エアコンの室外機の上に浅いトレイを置き、そこに2鉢並べました。灌水は、水を汲んだ2ℓのペットボトルを脇に用意し、乾いたら与えるというものです




10月3日 2週間でニョキニョキと。赤い茎がきれいでいい感じ。解説には自然淘汰されるので間引く必要はない、とあったのでこのまま


10月3日 おまけの小鉢。こちらも順調そうです


11月7日 何度か水切れのピンチに陥るも、耐え忍んでの開花です。仕上がりはというと、ややまばらな分、優しい雰囲気になったかな。おまけの割には気に入ってます


11月7日 開花です。種まきから42日目。この日の前後も、かなり長い間楽しめたので、テキスト通り、展示をするなら逆算して40~50日前にまくのがよさそうです。

 それなりに締まって仕上がったとは思いますが、窮屈な印象は否めません。鉢から植物が爆発しているような構図です。秋らしい色彩ではありますが、風情には欠けますね。鉢が小さかったのでしょうね。深さはこのくらいで、径の大きな鉢なら密植しても全体にゆったりとした、それこそ蕎麦畑を思い起こさせる仕上がりになったのではと思います。

 実際、参考にした中さんの2点の作例写真は径24㎝と20㎝のものでした。このあけぼの園の鉢は径14㎝、縁が広いので植栽部分は径10㎝と狭すぎました。仮に、まくタネの数を減らしたり、発芽後に間引いたりしても、この幅ではゆったり感は出せなかったでしょう。

 敗因は鉢合わせか。。


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